11.12.2025

昨年は、清水裕子さんのHPを時間をかけて作成しました。
「Hiroko Shimizu」という人物をどう伝えたら良いか、
考える時間はとても楽しかったです。

https://studio-letterarts.com/

その続きで
秋に、東京、神戸で開催された清水裕子さんの個展の
DM、ポスター、そして会場用の動画を作成しました。

清水さんと知り合ったのは、2009年ごろ。清水さんが副代表を務めるNPO法人Japan Letter Arts Forum(J-LAF) のHP リニューアル デザインをさせていただくことに。その後、カリグラファー三戸さんとの二人展のDM、グッズ制作、J-LAFのイベント「文字書く人たち」のチラシデザイン、スチール撮影、2014年のJ-LAF HP再リニューアルなどに関わり、現在に至ります。
その間、カリグラフィーの世界に足を踏み入れてしまった私は、三戸さんのクラスに通い、清水さんが勧めてくださったLetter Cutting (石彫り)をしています。

DM、ポスターは清水さんの作品のダイナミック感を伝えつつ、
受け取った方がわくわくするようなデザインを心がけました。

カリグラフィーの先輩であるHさんが
「どんな作品が待っているのか気にならせてくれるデザインです」
と言ってくださったのもうれしいです。

一方で、動画制作は試行錯誤の連続。
どのような過程 を経て 書く 描く 彫る の作品ができるのか。
その一端をおみせしたい、伝えたい。というところは決めて、正解が見えないまま撮影へ。
ドキドキな出来事もありつつ、撮影そのものは楽しく進行しました。

編集は別物で、どうまとめたらよいか、迷走しましたが何度か三戸さんに助言をいただきました。
自分も 書く 描く 彫る 側でもあるので、
「知っていること」が邪魔をしたり、助けてくれたりしました。
知っている人も、知らない人も楽しめていただけましたら。

清水さんから最初に連絡をいただいたのが、2024年7月で、そこから1年と少し。
仕事でありながら、とても勉強になり、感謝しきれません。
自分にとって、貴重な経験、財産となりました。
ボツになった動画や、静止画も沢山あるので、どこかでお見せできたらと思いつつ。

9.27.2025


飯田貴子さんの作品集をデザインさせていただきました。
(写真は桐生、ギャラリー象さんでの展示の様子)
様々な作品の纏う空気を少しでも閉じ込めることができたなら嬉しいです。

いつかの下北の薄暗い喫茶店。Kさんの紹介で一緒におしゃべりをしたのが「はじめまして」。
昨年仲間との会食の際、その景色をお互いにぼんやりと思い出し、わたしの名刺を覚えていてくれたのでした。

その後、個展をみにゆき、その幅に驚きました。
イタリアで描く絵のカラッとした光、日本で描く絵がこんなに湿度をもつということ。同じ人が描いているのに!
作品集を手に取り、パッと開いたページの文章も素敵で連れ帰ったのでした。
今回、そんな文章を組むことができて、ワクワクし、
日本語を組む作業が好きだなと再認識できる時間でした。

ご縁をつないでくれたKさんに感謝。
昨年も、先日も、みんなでワイワイしている席の端っこで静かに笑っている気がしたから不思議。
まだまだ繋がるご縁に、いつもいつもありがとう。