![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhE3OcW9qrDxX8sE0H-KzdfHl2Qy_71TkaAIMxqTnsfnI9pbgUpIX2seZ_FG4XlGqrSFCOV1Rd0FOR8LeG40BRrY1_0Dbuco30B9h7flpeUHLCcgbuZhczXxZNqmDdDFmQMtug83Yp-tbw/s1600/j_sample_1.jpg)
zine「M」「O」「J」「i」project 第3弾。
やっとzine「J」が完成しました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg88opZjGPfq_FjkjkCTulkB9OFUZUR1tqJymwVtMyqnnos-aPD7RzLUlM_7nzV_9FlWXk7nW3H-ATzFB3StrLMVT2CC8eqSyY1na10cRdhQ1GYm8zYtbrQy8cYk78nL3j8tfOSuldr80Y/s1600/j_sample_2.jpg)
横浜の活版印刷所で眠っていた古いパラフィン紙に、
東京都内の活版印刷所で使われていた活字を組んで、
横須賀の活版印刷所で働いていた印刷機で、
1枚1枚刷って、ひとつひとつ帯を巻きました。
いずれも譲っていただいた物で、 そこにも「長い時間」があります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjBwjriFTsZxjUb1SXbcaT0zqqKYMBdSHw5sgTsPxKsNmB_v4HB6eG-wmifyTRLO2m6uBVBN4ZWu3GXT8h-HaIyVwsaSuuF4AkMgZGch9DTdhgFSXFzRhDQ95-2L93_6LV2KpG4g9sp2Eo/s1600/j_sample_5.jpg)
カリグラファーの白谷泉さんにお願いしたのは2014年の1月なので、
かれこれ1年という時間、この『J』と向き合っていました。
快諾してくださったときは、ほんとうにうれしかったです。
手描きの文字は同じ文字でありながら、
1つ1つが違う表情で、撮影はとても貴重で楽しい時間でした。
私が活版印刷に関わるきっかけとなってくださった
中村活字店さんにも撮影をお願いしました。
初めてうかがった当時は「活版印刷に興味があるの?!」と、
びっくりされていたけど。
今では活版印刷をめぐる状況も随分かわりました。
そして、研究社印刷さんには今回も、大変お世話になりました。
その存在なしにはあり得ないプロジェクトです。
いつもありがとうございます。
***
泉さんが全身を使って生み出す
わずか2ストロークなかの、
肉眼では捉えきれない繊細な筆の動き。
100年以上続く中村活字店の、
中村さんが受け継ぎ、続けてきた、
活字組版という、文字を扱う仕事。
それぞれの手が生み出す、その一瞬の記録です。
「J」 2014年11月20日発行 105×210 mm モノクロ 62頁+表紙
作家/協力 Izumi Shiratani、中村活字店
印刷 研究社印刷
価格 900円(税込)
制作/発行 お問合せ先 ズアン課