4.12.2023

季刊橙灯は喫茶橙灯さんのフリーペーパー。
今月、めでたくvol.10 になります。

橙灯のりこさんと出会ったのはまだ橙灯がなかった頃。
小石川のお店ができて、
主催のスケッチ会に参加したり、
橙灯さんの紹介で、ずっとやりたかった漆つぎも習いました。
そこから広がるご縁も楽しいものばかりでした。
青葉台に移転しても雰囲気はそのままに。

そんな橙灯さんからフリーペーパーのお話をいただいたのは
コロナ禍の2021年。本当に嬉しいお声掛けでした。

手に取った方が、ほんのひととき、ほっとできますように。
そんな紙片でありますように。

1.02.2023

2022年年末に
吉祥寺のはなぶさ画廊さんにて
空想製本屋さんと二人展をしました。

ギャラリーでの展示は初めてで緊張しましたが、
空想製本屋さんと一緒であることはとても心強く、
3日間だけの幻の空間は
商店街にぽっかり浮かんだ外国の本屋さんみたいで
自身もワクワクしました。(画廊主マジック)

今までお見せすることのなかった
ドイツで印刷したポスターの一部を展示(永遠に非売)できたこと、
今まで諦めていた
大きなものも刷ることができたことはとても楽しく大きな収穫でした。

急遽開催の知らせにもかかわらず、
年末にたくさんの方にお会いできたことも
本当にうれしかったです。
お忙しい中ありがとうございました。

このようなご褒美の様な時間をくださった
はなぶさ画廊さん、空想製本屋さんに感謝いたします。
また何か次につながりますように。

1.21.2021

2020年、最後の仕事は
空想製本屋さんの新しい作家名のロゴデザインと作品の写真でした。

atelier bōc
bōc(古英語)
book:本 beech:ブナ
本とブナはその語源を同じくする。
ブナの木のように深く大地に根を張って、植物的ヴィジョンを抱きながら本と人の手との関わりを深めていけるようにと、 空想製本屋の作品制作部門としてこの度スタートします。
(本人サイトより転載)

atelier bōc ならではの視点、仕掛けに、はっとします。
デティールは実際にみていただくとして、
作品の持つ雰囲気や空気を感じられるような写真を心がけました。

https://honno-aida.com/

1.17.2021

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年の年賀状は1色/2色の活版印刷に、
数年前のタイで目があった牛をコラージュにしました。
0はアメリカから取り寄せた大きな活字の一つです。
手持ちの手動機械でなんとか使うため、
インキをこってりのせてなかなか乾かずに焦りました。。

stay genki は ハイキング仲間 Oさんからの
お誘いメール(英語)の最後に必ずある一文です。
足の不調でここ数年ハイキングには行けていませんが、
この可愛いテキストを、
いつかポストカードにしたいと思って、本人にも確認していました。
(stay home よりこちらが先。)

今年にぴったりな言葉だと思います。

11.07.2020

plus eitchさんの企画で卓上カレンダーを製作。
夏に依頼をうけてデザインを開始し、10月になんとか刷りあがりました。

イギリスからやってきた木活字、日本の金属活字を、
1ヶ月 2版 × 12ヶ月 + 裏面 =25版組み、
昔ながらの手動活版印刷機で1枚1枚刷りました。
ムラやかすれも楽しんでいただけましたら。
祝祭日*は文字が横になってお休みしています。

*祝祭日、振替休日は2020年10月1日現在のものです。
追記:11月の国会でオリンピック開催に伴い休日が変更になりました。
文字はたったまま寝ています(休んでいます)。お気をつけください。

活版印刷 12枚組(限定部数)
価格:税込 1,650円 
サイズ:75 × 150mm

*一組づつ、紙に包んで納品。
*法律の改正で祝祭日などが変更になる場合があります。
*手刷りのため、かすれ、多少の汚れなどがあります。

販売:
橙灯さん 店頭にて。*残りわずかです。
plus eitchさんイベント、Online Store にて。

早速多くの方の手にとっていただき、有難いです!
このカレンダーの見守る一年が良きものになりますように。
どうぞ宜しくお願いします。

3.05.2020

昨年のことをもうひとつ。
2度目のヘアドネーションをしました。

NPO法人JHD&Cさん宛に髪の寄付です。

病気などで頭髪に悩みを持つ子どもたちに
寄付された髪の毛でつくったウィッグを無償提供されています。 

髪の毛を切る明確なサイクルができ、
「これがいずれ誰かの髪になる」という思いから髪の毛を労わるようなったのは良い事です。

自分にできる事を少しづつ。

※2020年3月4日現在 ヘアドネーション 及び、美容院登録の受付を停止されているようです。
こんなところにまで影響が、、、。

3.04.2020


昨年の初めに、星幸恵さんの本、
「白い読書週間」のデザインをしました。

この本は星さんの過去の展示の断片でありながら、
そこから生まれた詩のような本だと思いました。

その世界感にあわせて、
雪の白さを基調に、指で触れて心地よい紙を選び、
表紙の文字はうっすら雪化粧をした様に、
あえてシルバーで刷りました。

展示の記憶がふっと蘇るような本であるとよいです。

11.07.2019

「どこかの天体から人がきて
地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、
一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした。」
『街道をゆく 陸奥のみち』 司馬遼太郎

写真は葦毛崎展望台から。
今年もあと2ヶ月をきりました。

1.25.2019

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の挨拶状の写真は15年近く前の、
初めてドイツにいったとき連れて行っていただいたInnsbruck。
のクリスマスの朝の写真。

寒空の下、様々な人と過ごした前夜が素晴らしく、
世の中がこんなだったら平和なのに、
と今でも思い出すのでした。
そんな願いを込めて。

その写真(オフセット印刷)の上に、活字組版、テキンで印刷しました。
みなさん解読できたでしょうか?

11.14.2018

今年もほとんどブログを更新しないまま11月になってしまいました。

昨年の夏のことも書きたいけどかけないまま。
仕事で立ち寄ったドイツで、
クリスタさんの工房を再訪しポスターを刷らせていただきました。
作家でもあるFさんご自身が漉いた和紙を日本から持参し印刷。

Y先輩の助けなしではできない貴重な体験。
いつ行ってもクリスタさんは本当に元気で、創作意欲に溢れていて、
そのセンスにいつも感動するのだけど、
自分の言葉でそれを伝えられないのがもどかしい。
感謝の気持ちもうまく伝えられない。

と思って、語学が上達しないまま また一年が経っている。