8.17.2026

中村活字さん

昨年やっと発行した、zine「i」。

最後の「i」は読み物にしようと決めて、2018年に原稿を依頼したものの、
様々な出来事が重なってなかなか発行まで至りませでした。
清水さんの神戸での展示になんとか間に合わせよう、と思い立ち、
なんとか発行できました。

ちいさなあとがきにも書いたのですが、
Mをつくりはじめたころはまだまだお元気だった職人さんの何人かが、
ここ数年であちらの世界に旅立たれたのも寂しい出来事でした。

わたしが活版印刷にはまってしまった理由のひとつが職人さんたち。
美しく印刷すること、仕事に対する厳しさ。長い時間をかけて得られた知識と技術。
「仕事」というだけでなく、活版印刷が好きなんだなと感じる場面もたくさんあり、
私の疑問や要望に真摯に向き合ってくださいました。

みなさんあちらでも活字を組んでそうだなと思います。
たくさんお世話になり、ありがとうございました。

私の名刺は中村活字店さん(写真)による印刷。
全てはここから始まったのでした。

印圧がコントロールされた美しい活版印刷の名刺に、
え?凸凹してないのに活版印刷なんですか?と疑われること多々。
その度に「本来はこういう印刷だったんですよ、
職人さんたちは、そこに心を砕いてきたのですよ!」という心の声がでそうになります。
説明しても伝わりにくいので、にこにこと、
はい、活版印刷なんですよ、きれいですよね、と言うに留めていたのでした。

そんな文字の世界を覗くきっかけになれたらと作りはじめたMOJi zine。
初めての編集で力不足でしたが、誰かのきっかけになれたらよいです。

忙しいなか寄稿してくださった、泉さん、星さん、清水さん、三戸さん、衣衣さん、お話をきかせてくださった中村さん。本当にありがとうございました。

zine「i」 私(i)と文字 
2025年10月23日発行 200×128 mm 本文:モノクロ 32頁 

zine「i」詳細はHPでご確認ください。

8.12.2026


ひさびさにズアン課HPの更新作業をしています。


ひとまずwebのページから。
データがないものもありつつ、
こうしてみると、たくさんのWebsiteをデザインさせていただきました。
作り始めた頃はまだtableをつかったHPが主流でFlash全盛期。
たのしいHPが世の中にもたくさんありました。

最初の仕事はDALIAさんのHP。
その後もDALIAさんから たくさんのご縁をいただいています。感謝!

2026年現在、Websiteを訪れずとも、AIがその情報を表示してしまう世界。
わざわざWebsiteを作る意味、訪れる意味はなんでしょうか?
AIさんにはいままで考えなかったようなことを考えさせられるこのごろです。

11.12.2025

昨年は、清水裕子さんのHPを時間をかけて作成しました。
「Hiroko Shimizu」という人物をどう伝えたら良いか、
考える時間はとても楽しかったです。

https://studio-letterarts.com/

その続きで
秋に、東京、神戸で開催された清水裕子さんの個展の
DM、ポスター、そして会場用の動画を作成しました。

清水さんと知り合ったのは、NPO法人Japan Letter Arts Forum(J-LAF)のHP リニューアル、デザインをさせていただくことになった2009年ごろ。その後、カリグラファー三戸さんとの二人展のDM、グッズ制作、「文字書く人たち」のチラシデザイン、撮影などに関わり、現在に至ります。

DM、ポスターは作品のダイナミック感を伝えつつ、
受け取った方がわくわくするようなデザインを心がけました。

Hさんが
「どんな作品が待っているのか気にならせてくれるデザインです」
と言ってくださったのもうれしいです。

一方で、動画制作は試行錯誤の連続。
撮影そのものは楽しく進行したものの、編集は別物。どうまとめたらよいか、迷走しましたが何度か三戸さんに助言をいただきました。

自分も 書く 描く 彫る 側でもあるので、
「知っていること」が邪魔をしたり、助けてくれたりしました。

清水さんから最初に連絡をいただいたのが、2024年7月で、そこから1年と少し。
仕事でありながら、とても勉強になり、感謝しきれません。
自分にとって、貴重な経験、財産となりました。
ボツになった動画や、静止画も沢山あるので、どこかでお見せできたらと思いつつ。

9.27.2025

飯田貴子さんの作品
飯田貴子さんの作品

飯田貴子さんの作品集をデザインさせていただきました。
(写真は桐生、ギャラリー象さんでの展示の様子)
様々な作品の纏う空気を少しでも閉じ込めることができたなら嬉しいです。

いつかの下北の薄暗い喫茶店。Kさんの紹介で一緒におしゃべりをしたのが「はじめまして」。
昨年仲間との会食の際、その景色をお互いにぼんやりと思い出し、わたしの名刺を覚えていてくれたのでした。

その後、個展をみにゆき、その幅に驚きました。
イタリアで描く絵のカラッとした光、日本で描く絵がこんなに湿度をもつということ。同じ人が描いているのに!
作品集を手に取り、パッと開いたページの文章も素敵で連れ帰ったのでした。
今回、そんな文章を組むことができて、ワクワクし、
日本語を組む作業が好きだなと再認識できる時間でした。

飯田貴子さんの作品

ご縁をつないでくれたKさんに感謝。
昨年も、先日も、みんなでワイワイしている席の端っこで静かに笑っている気がしたから不思議。
まだまだ繋がるご縁に、いつもいつもありがとう。


飯田貴子さんの作品集

4.12.2023

季刊橙灯は喫茶橙灯さんのフリーペーパー。
今月、めでたくvol.10 になります。

橙灯のりこさんと出会ったのはまだ橙灯がなかった頃。
小石川のお店ができて、
主催のスケッチ会に参加したり、
橙灯さんの紹介で、ずっとやりたかった漆つぎも習いました。
そこから広がるご縁も楽しいものばかりでした。
青葉台に移転しても雰囲気はそのままに。

そんな橙灯さんからフリーペーパーのお話をいただいたのは
コロナ禍の2021年。本当に嬉しいお声掛けでした。

手に取った方が、ほんのひととき、ほっとできますように。
そんな紙片でありますように。

1.02.2023

2022年年末に
吉祥寺のはなぶさ画廊さんにて
空想製本屋さんと二人展をしました。

ギャラリーでの展示は初めてで緊張しましたが、
空想製本屋さんと一緒であることはとても心強く、
3日間だけの幻の空間は
商店街にぽっかり浮かんだ外国の本屋さんみたいで
自身もワクワクしました。(画廊主マジック)

今までお見せすることのなかった
ドイツで印刷したポスターの一部を展示(永遠に非売)できたこと、
今まで諦めていた
大きなものも刷ることができたことはとても楽しく大きな収穫でした。

急遽開催の知らせにもかかわらず、
年末にたくさんの方にお会いできたことも
本当にうれしかったです。
お忙しい中ありがとうございました。

このようなご褒美の様な時間をくださった
はなぶさ画廊さん、空想製本屋さんに感謝いたします。
また何か次につながりますように。

1.21.2021

2020年、最後の仕事は
空想製本屋さんの新しい作家名のロゴデザインと作品の写真でした。

atelier bōc
bōc(古英語)
book:本 beech:ブナ
本とブナはその語源を同じくする。
ブナの木のように深く大地に根を張って、植物的ヴィジョンを抱きながら本と人の手との関わりを深めていけるようにと、 空想製本屋の作品制作部門としてこの度スタートします。
(本人サイトより転載)

atelier bōc ならではの視点、仕掛けに、はっとします。
デティールは実際にみていただくとして、
作品の持つ雰囲気や空気を感じられるような写真を心がけました。

https://honno-aida.com/

1.17.2021

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年の年賀状は1色/2色の活版印刷に、
数年前のタイで目があった牛をコラージュにしました。
0はアメリカから取り寄せた大きな活字の一つです。
手持ちの手動機械でなんとか使うため、
インキをこってりのせてなかなか乾かずに焦りました。。

stay genki は ハイキング仲間 Oさんからの
お誘いメール(英語)の最後に必ずある一文です。
足の不調でここ数年ハイキングには行けていませんが、
この可愛いテキストを、
いつかポストカードにしたいと思って、本人にも確認していました。
(stay home よりこちらが先。)

今年にぴったりな言葉だと思います。

11.07.2020

plus eitchさんの企画で卓上カレンダーを製作。
夏に依頼をうけてデザインを開始し、10月になんとか刷りあがりました。

イギリスからやってきた木活字、日本の金属活字を、
1ヶ月 2版 × 12ヶ月 + 裏面 =25版組み、
昔ながらの手動活版印刷機で1枚1枚刷りました。
ムラやかすれも楽しんでいただけましたら。
祝祭日*は文字が横になってお休みしています。

*祝祭日、振替休日は2020年10月1日現在のものです。
追記:11月の国会でオリンピック開催に伴い休日が変更になりました。
文字はたったまま寝ています(休んでいます)。お気をつけください。

活版印刷 12枚組(限定部数)
価格:税込 1,650円 
サイズ:75 × 150mm

*一組づつ、紙に包んで納品。
*法律の改正で祝祭日などが変更になる場合があります。
*手刷りのため、かすれ、多少の汚れなどがあります。

販売:
橙灯さん 店頭にて。*残りわずかです。
plus eitchさんイベント、Online Store にて。

早速多くの方の手にとっていただき、有難いです!
このカレンダーの見守る一年が良きものになりますように。
どうぞ宜しくお願いします。

3.05.2020

昨年のことをもうひとつ。
2度目のヘアドネーションをしました。

NPO法人JHD&Cさん宛に髪の寄付です。

病気などで頭髪に悩みを持つ子どもたちに
寄付された髪の毛でつくったウィッグを無償提供されています。 

髪の毛を切る明確なサイクルができ、
「これがいずれ誰かの髪になる」という思いから髪の毛を労わるようなったのは良い事です。

自分にできる事を少しづつ。

※2020年3月4日現在 ヘアドネーション 及び、美容院登録の受付を停止されているようです。
こんなところにまで影響が、、、。